盆栽と言えば「年配者の趣味」といった印象を持つ人が多いでしょう、実は最近、若い女性の間で盆栽が密かなブームとなっているそうです。盆栽は自然に生息している樹木を鉢で育てながら、自然以上に美しい姿を作るという魅力があり、日本だけでなく海外でも人気の趣味として広まっています。
良く分からないけれど、何となく渋い趣味、といって敬遠している人もいるでしょうが、通販サイトや雑貨店などを見れば、数々の盆栽が取りそろえているのを見かけますので、盆栽に注目が集まっていることを実感できます。どうして今、ここまで盆栽に注目が集まっているのでしょう。
一昔前まで日本はブランドブームといった感じで、誰もが有名ブランドのバッグや財布を持っていました。ところがここ数年になると、一転して手作りでオリジナリティーを出そうとする人が急増し、そのあおりを受けるようなかたちで盆栽も人気になっていると考えられます。
盆栽は自分で刈り込みや剪定を行ったり、針金を巻いて美しい外観を保ったり、その独自の世界観を鉢だけで表現します。まさに「作って楽しむ」という近年のブームにぴったりの趣味ですよね。また海外ではガーデニング文化が一般的ですので、日本びいきの外国人がガーデニングの延長のような感じで盆栽を楽しむ、といったことも考えられます。
今回は盆栽に関する人気比較を紹介します。
☆ 盆栽士
主催団体:日本デザインプランナー協会
盆栽は歴史の長い伝統文化でもあります。資格を取得したい人は盆栽の歴史や樹木の知識など、盆栽に関するあらゆる知識を問われます。また実際に盆栽に使用する土や肥料など、実践として活かせる知識も求められ、認定試験に合格した人は自宅やカルチャースクールでの講師活動を行うことも可能です。
苔玉士
主催団体:日本インストラクター技術協会
https://www.jpinstructor.org/shikaku/kokedama/
植物の根と土を球状にして苔をつける苔玉が人気になっていて、デパートの雑貨売り場では可愛らしい苔玉がいくつも販売されているのを見かけます。盆栽よりも手軽に始める事ができて、しかも可愛い苔玉も女性に人気になっていて、インテリアにぴったりだと好評となっています。
季節にあった苔玉を作り、肥料や盆栽に最適な樹木の見分けなどの知識があると認められた人に与えられる資格で、こちらも講師活動をすることができます。
盆栽士
主催団体:日本園芸協会
「盆栽士」の資格は日本園芸協会の「盆栽技能講座」を受講し、課題に合格すると資格を取得できます。盆栽の基本樹形や剪定、針金かけなどの知識や技術を身につけることで、資格を活かして苗木や半仕立て品の販売といった面で収入を得ることも可能です。盆栽のプロとして活動してみたいと考える人に好評の資格となります。
まとめ
盆栽に関する人気資格比較を紹介しました。盆栽は独学よりも通信教育などで学習をする方が基本が身につきますし、高度な技術も習得しやすくなります。興味がある人はこの機会にぜひ学習を始めてみましょう!
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