目次
行政書士とは
行政書士の資格と仕事
行政書士は、行政書士法に基づいた国家資格です。役所に提出する書類や遺言状など各種契約書に関する書類作成など、書類を作り、その作成について相談にのる事が仕事です。また、裁判を起こそうかどうしようか迷っている時に内容証明を作成するかどうかの相談をする場合などに頼りになる存在です。また、登記申請などについても行政書士が行う事が可能なので、建設業、飲食店などの許可申請の際にも仕事を行います。
類似資格との違い
契約に関する書類という事で、弁護士がやや近いように感じられますが、行政書士が相談を受ける場合、その相談内容は「書類の作成、提出の代理」についてのものでなくていけません。書類を作成する前提がない限り、依頼者から法律相談を受ける事は禁じられています。
司法書士との違いは、作成できる書類の種類などにあります。遺言状は司法書士も行政書士も作成できますが、相続登記などは司法書士しか作成できず、各種の認可・許可に関する書類は行政書士しか作成できません。
行政書士の就職
行政書士は、基本的には独立開業のための資格です。行政書士としてどこかの会社に所属するという事はほぼないので、どこかの行政書士事務所に所属して経験を積み、やがて独立するという方が多いようです。ただし、実務未経験でも開業は可能なので、就職先がなくてはじめから開業したというケースも見られます。
離婚問題など女性の生活に関する仕事内容もあるので、女性行政書士の需要も増えていると言われています。
受験資格・試験内容・合格基準
受験資格の制限はないので、どなたでも受験は可能です。司法書士より若干通りやすいとされている試験ではありますが、合格率は5%と非常に低いので難関資格である事に変わりはありません。
試験科目は行政書士の業務に関して必要な法令についてと、一般知識についての2科目に分かれており、それぞれに足切り点が設定されています。弱点のない学習が不可欠になるので、独学で資格取得するのはなかなか大変です。
行政書士を目指すための通信講座ランキング
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1位 TAC
一年かけてじっくり基礎から応用まで学習するコースです。長年資格に関する指導を行っているので、初学者からしっかり学ぶ事ができます。実際に独立開業を目指す場合、やはり基礎から確実な知識が必要となるので、合格だけとりあえず目指すのではなく独立を目指すという方におすすめできます。
2位 キャリアカレッジジャパン
最短ルートで合格を目指すコースです。行政書士の資格は司法書士とのダブルライセンスが強みになる資格なので、急いで行政書士を取りたい場合に大変役立つのではないでしょうか。不合格の際の返金制度や、合格の際はもうひとつ資格講座を受講出来るなどのサービスも充実しています。
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初学者から学習出来、学習範囲を絞る事で効率よく合格ラインを目指すカリキュラムになっています。働きながらでも資格取得を目指す事ができるので、次の仕事へのステップアップのためにこつこつ勉強したいという方におすすめです。DVDの講義も通信講座専用に作られています。
まとめ
行政書士は法律系の資格なので、もちろん今までそちらの分野の勉強をしている方が得意な分野ではありますが、近年はまったくの初心者からでも合格が目指せるように様々なスクールが通信講座を開講しています。初学者歓迎というものを選べば安心です。受験資格にとらわれず国家資格が目指せるというのも行政書士の魅力です。司法書士とのダブルライセンスも大きな強みになります。
また、行政書士はそもそも独立開業を目指す資格なので、比較的早めに独立する事が可能と言われています。もう会社にしばられたくない!という方はチャレンジしがいがあるのではないでしょうか。女性が活躍出来る場も今後多くなりそうな分野なので、いまのうちに持っておけば強みになる資格です。
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