インターネットやパソコンの普及に伴い、徐々に文字を自筆で書く機会が減りつつあります。業務連絡はメールで済ませ、文書もパソコンで書く時代です。また多くの人が理解することでしょうが、パソコンで文字を書く習慣が身についてしまうと、いざ自筆で文字を書こうとしても漢字が浮かばない、というケースも多くなります。さらに久しぶりに自筆で書いた文字の汚さに自分で愕然としたり…。
そんな今、ペン字や自筆の手紙文に注目が集まっています。やはり手書きの文字にはパソコン文字にはないあたたかみがありますし、読んだ人の心にも残りやすくなります。
またメールの文章では読み流してしまうような文章でも、心を込めて書いた手紙はその人の胸を打つものがありますし、ラブレターであればなおさら相手の心を射止めるチャンスも増えるかも?
今回はペン字・手紙に関する人気資格比較を紹介します。
☆ レターライター
主催団体:日本デザインプランナー協会
最近の文字入力ソフトや文書作成ソフトは非常に優秀で、簡単な手紙文であれば初期登録されているものもあります。そういった習慣に慣れ親しんでいると、いざ手紙を書こうとすると手が止まってしまい「あれ、この場合の挨拶文は…?」と悩んでしまいがちです。
やはり日本人ですから、美しい日本語をスラスラと書ける方が素敵ですよね。日本デザインプランナー協会の「レターライター」資格は、季語や敬語の意味を理解して手紙を書くことが出来ると認定された人に与えられる資格です。どれだけ時代が進んだとしても、手書きがなくなる事はないでしょうし、美しい文章で手紙を書くことが出来る人は、会話も丁寧な人が多くなります。普段の言葉遣いを学ぶ機会でもありますので、ぜひ学習を始めてみませんか?
手紙ライター
主催団体:日本インストラクター技術協会
https://www.jpinstructor.org/shikaku/tegamiletter/
どれほどパソコンやスマホが普及されても、絵手紙は一定のファンがいます。一昔とは形態が変わりましたが、文通を楽しむ人も多いそうです。やはり硬質な印象の文字よりも自筆のあたたかみの方が好きだという事の表れでもあります。
日本インストラクター技術協会の「手紙ライター」資格は。文章の構成や、手紙を書くときに必要となる常識について理解し、文章力があると認定される資格です。いざというとき恥をかかないためにも、最低限の日本語はマスターしておきたいものですね。
硬筆書写検定(ペン字検定)
主催団体:日本書写技能検定協会
http://www.nihon-shosha.or.jp/about/
自筆の文章を書く機会が減ったとは言え、文書の最後に自分のサインを書く場合、多くの人は自筆のサインが必要です。まだまだ自分でペンを握って字を書く機会は多いので、そういったときにヘナヘナの字では、社会人として少し恥ずかしいかもしれませんね。
日本書写技能検定協会の「硬筆書写検定」は歴史ある資格試験で、級は5級から1級まであり、1級試験になると硬筆の合格率は10%、毛筆になると僅か8.9%しかありません。初めから上位の試験に挑戦せず、比較的易しい級から受験をして精進を重ね、徐々に難易度の高い試験に挑戦することをお勧めします。
まとめ
ペン字・手紙に関する人気資格比較を紹介しました。あなたもペン字や手紙に関する資格を取得して、パソコンに頼らない、自分だけの言葉を綴ってみませんか?
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